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2016年8月28日日曜日

東京・東京タワー:感視カメラ


東京タワー地下にあるお化け屋敷。

あの松竹がやっているし、PVを見て装飾はしっかりしているなあと期待度は高かったけど、もう最後の演出が最高で!素晴らしいお化け屋敷でした。

まずはストーリーの紹介から。

多くの人に愛され続けている
東京タワーには秘密があった。

東京タワーが開業してから数十年後、
タワー内に監視カメラが設置された。
その中で、地下1階に設置された1台の
カメラには、時々不思議なものが映り込んでいた。
深夜の誰も入ることができないタワー内で
人影が映ったり、扉が勝手に開いたり…。
さらに、地下1階では次々と
不可解な事件が起こるようになった。
備品室での荷物の落下、
シャワールームの水が急に熱湯に変わり
全身火傷、電気室に閉じ込められる事故。
事故にあった人の共通点は、直前に
その監視カメラに映りこんでいることであった。

そんな現象が続いたある日、警備員をしていた
東条と渡が、真相解明に乗り出した。
東条は、監視カメラ前で一晩を過ごし、
警備室では、渡がモニター越しに
その様子を見張ることにした。

0時、1時、2時と時間は過ぎていくが変わった様子はない。
時計の針は3時を過ぎ、3時33分を指していた。
誰もがこの噂自体を疑い始めた時、
地下ホールから東条の悲鳴が鳴り響いた。
悲鳴を聞いてモニターから目をそらしていた
渡が、慌てて確認すると、
そこに映っていたのは変わり果てた
東条の姿と、そしてもう1つ…。
翌朝、関係者が警備室に行くと、
この晩起きた出来事が書かれたメモが
残されていたが、渡の姿は、そこにはなかった。

それ以来、渡の姿を
目撃した者は誰もいない…。
その後、この出来事は事故として処理され、
関係者の話し合いで、地下1階エリアが
閉鎖されることになった。

そして、2016年夏。
あの出来事から時が経ち、
もはや都市伝説とされていた中、
あの晩残されたあのメモが見つかった。
この出来事は本当に単なる噂話だったのか。
メモに書かれていた真実とは!?
この夏、真相を探るべく、
東京タワー地下1階の封印が解かれる。

まず良いところとしては、やっぱり装飾の素晴らしさ。
普通お化け屋敷って、どうしても突貫っぽさが出ちゃうんだけど、
かなりしっかりと作られていました。小物にまでお金かけている印象。

代わりにお化け役の人たちはいまいちだったかなあ。数も少なかった気がするし。
でもその分、人形がリアルだったから、中では全然気にならなかったかな。

中はかなり暗いうえにコースがいまいちよく分からなくて、
途中何度かどっちに行ったら正解なのかというのが分からなくなりました。
ゴールしてもあれが正しかったのかは不明である…。

ネットで他の人の感想とか見ていると、途中迷ってたぶん入っちゃいけないところ(裏?)
に入っちゃったとか言っていたので、そうなるとちょっと微妙だよね。

で、最後の最後にストーリーにある"映されてはいけない監視カメラ"があるんだけど、
ここが一番の見どころ!本当に本当にすごいです。

ぜひしっかりと、監視カメラの映像を見ていてほしい。
これは画面を見ていないと、恐怖と感動が薄れちゃうから。

どうしてその位置にカメラが仕掛けられているのかを理解すると、
「なるほど!」という納得感と感動が得られます。
あれはほんとうにすごい!恐怖にちゃんと向き合って考えた結果の、最高の答えだと思う。
映画の世界観に近かったというか、映画のクライマックスにありそうなかんじ。

実は装飾以外そんなに期待してなかったんだけど、本当にすごい良かったです。

終了日までもうすぐだけど、ぜひ行ってほしい!


お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★☆☆☆
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★★★★★
再訪可能性:★★☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:東京タワーに伝わる怪奇 感視カメラ
住所:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー地下1階 東京タワーホール
開催期間:2016年7月15日~9月4日
営業時間:12:00~21:00(最終受付20:30)
定休日:なし
最寄り駅:赤羽橋駅、神谷町駅、御成門駅、大門駅、浜松町駅
入場料:大人(中学生以上)800円、子供(4歳以上)500円
公式HP:http://www.shochiku.co.jp/kanshicamera/

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