ページ

2017年11月18日土曜日

東京・方南町:最恐コン


今さらすぎて震えていますが、今回は、819日に行われたオバケンプロデュースの「最恐コン」についてです!

定員は男女16名ずつ、一般的な街コンと同じく、男性の割合の方が少しだけ多かったかな。料金が女性3980円、男性7980円だったので、本当にオバケンやホラーが好きな人が集まっていた印象です。

グループ分けをした上で順番に体験をしていくので待ち時間が長いものの、お化け屋敷のような体験ができることと、サラダ、プレッツェル、バーニャカウダ、ポテト、チキン、ピザ、パンナコッタとアルコール、ソフトドリンク5種類ずつの食事付きだったこともあり、最終的には納得のいく金額だったかも。

まずは、ストーリーのご紹介から。

今回皆さんにお集まりいただく建物の話なんですけども
60年くらい前は人穴と言われる祠があったそうです。

その祠は少々いわくつきで、人身供養のための祠だったそうです。
村に疫病や飢饉が起きたとき。人間一人に村の厄を全て背負わせて殺すという方法だったらしいのですが
その時に生贄になった人はまず両目が潰されたあと、喉を切られて呻き声も上げられない状態になってから
生き埋めにするという残酷なやり方だったらしいです。

この人身供養は江戸時代までは行われてたそうですが、明治になってからは次第に廃れていきました。
でも、戦後に一度だけ行われたそうです。
はっきりとした情報はないのですが、その時生贄になった人間は戦災で身寄りがなくなった女だそうで
いきなり喉と目を潰されて穴の中に投げ込まれたそうです。
その女は自分の身に何が起こったかわからないまま声にならないうめき声を挙げ続け死んでいったそうです。
その後、祠と穴は取り潰され、今の建物が立ったそうです。

一年前は私たちはここで迷図というお化け屋敷をやってました。
ある日スタッフからおかしな音がお化け屋敷の中から聞こえると言われました。
私が確認に行くと確かに人うめき声のような、でも人の声じゃない音が聞こえました。
最初は何かの機械トラブルかと思ったんですが、
その音は日に日に大きくなっていきまして、お化け屋敷の営業自体にも影響が出るようになってしまいました。
スタッフも何人かが気味が悪いと辞めてしまったんで、どうにも営業が立ちいかなくなり、迷図の営業を辞めてしまったんです。

迷図が営業終了したあと。別の施設に作り変えようという話になりまして、壁を崩したんです。
そしたら出てきたんですよ。壁一面に張られた大量の御札が

合コン×ホラーというよりも、長い合コンに時たまホラー要素が入るようなイメージで、流れとしては、全異性と自己紹介をして、その施設にまつわる怖い話を聞いて、その後で6名チーム10分ずつ3回のお化け屋敷を体験していくというものなのですが、全部で6チームあるので、単純に次のお化け屋敷体験まで60分くらいかかる!

来ている人も、合コンに来ているというよりも、お化け屋敷に来ているという感じなので、待ち時間(合コンタイム)は結構だらけていました。だらけつつも、みんなオバケンファンなので、過去の話とか咽び家の話とかしていた感じ。

だらけていたものの、お化け屋敷体験は結構面白かったなあ。合コンの一番の肝である男女の交流はもはや関係無くなっちゃっていましたが、メンバー内の協力要素はあったし、あとは良くも悪くもオバケン!って感じの内容。来ている人たちはオバケンファンばかりだったので、すごく楽しめたんじゃないかなあ。

最後の最後は、ガチ鬼ごっこでお化けから逃げて出口に向かうことになったのですが、めっちゃ肉弾戦になっていたのがすごい新鮮でした。普通お互いのケガを考慮して触ることさえもNGなんだけど、笑っちゃうくらい無法地帯だった。あれは本当にすごいし、オバケンファンが集まったイベントだからこそ、信頼感とかもあるから成り立っていたんだよなあと。

ちなみに、わたしは無事に逃げ切れたので(というかグループの人がおとりになってくれたおかげで)最後に数珠をお土産としてもらうことが出来ました。

時たまこのコンテンツを入れ込みたい!っていうのが先行してしまったがために、少し無理をしているところもあったのですが、概ね満足度は高かったかなという感じです。


ホラー×合コンって、色んなクリエイターが挑戦しているものの、まだまだ確立されていない分野だから、これからもウォッチしていきたいと思います。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★☆☆☆
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★★☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:オバケン
住所:東京都中野区南台5-23-17
開催日時:8月19日(土)18:00〜
最寄り駅:方南町
入場料:男性7,980円、女性3,980円
公式HP:http://obakensan.com/saikyou-com/

2017年10月23日月曜日

大阪・USJ:THE EXORCIST~悪魔祓いの館~


さて、2017年のハロウィンがはじまっているのにも関わらず、まさかの2016年のレビューです。ほら、「THE EXORCIST~悪魔祓いの館~」は2017年も一緒ですし!許してください!

土下座しながら、まずはストーリーからご紹介です。

12歳の少女リーガンは誕生日の直後から奇怪な行動をとるようになる。
不審に思った母親が病院に連れていくが特に異常はみられない。
次々とエスカレートしていくリーガンの異常な行動、、、。
精神科医による診察で、リーガンの”内なるもの“を呼び起こそうとしたところ、彼女に憑依した悪魔が正体を現す。
一家の周囲では次々と悪魔的所業が巻き起こるようになる。
万策尽きたリーガンの母親は、最終手段として、神父に悪魔祓いを依頼した。
この屋敷のなかで、悪魔祓いの儀式が執り行われようとしている。
いま、人間と悪魔の、壮絶な戦いが始まる、、、。

映画「エクソシスト」のお化け屋敷ですね。

あの、あまりにも有名なブリッジのシーンは、きっと多くの人が知っているはず。そして、このお化け屋敷の中でもそれは体験が出来て、それが一番の盛り上がりポイントになっているので、おそらく映画は観ていなくてもそれなりに楽しむことは出来るはず。もちろん、観てからの方がいいとは思うけど。

他の映画で衝撃だったシーンも出てくるんだけど、やっぱりあのブリッジのところはすごいなあ。でも、あれほどのインパクトがあるシーンだからこそ、もっともっとこだわって欲しい感じはある。階段落ちてくる系は、「恐怖のかくれんぼ屋敷(http://obakeyashikiblog.blogspot.jp/2016/09/blog-post_10.html)」の方がすごいです。

USJのホラーメイズって、紐とかを持たされてグループで進むじゃないですか。人をさばく上では大事な仕組みだと思うんですけど、グループと位置で本当に面白さ(恐怖感)が変わるよね。マジで運ゲーすぎる。ちなみに「エクソシスト」のグループは割と当たりでまあまあ楽しめました。

でも、リーガンの攻撃をもろに受けてしまい、ゾンビメイクをしていたために、血糊が溶けるという地獄を味わいました。「リーガン(怖いから)やめて!」じゃなくて、「リーガン(血糊溶けるから)マジでやめろ!」って感じでした。この時期、メイクとか衣装とか頑張っている人多いので、本当にお気をつけてください。違う恐怖感がすごいです。

映画モチーフのお化け屋敷は、結構映画だよりなところがあるから、レーダーチャートは全体的には、少し低めにしました。

お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★☆☆
演出:★★
エンタメ:★★
芸術性:★☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:THE EXORCIST~悪魔祓いの館~
住所:大阪府大阪市此花区桜島2-1-33
開催期間:2016年9月10日~11月6日
営業時間:詳細はUSJ公式サイトにて
定休日:詳細はUSJ公式サイトにて
最寄り駅:ユニバーサルシティ駅
入場料:USJ入園料
公式HP:http://www.usj.co.jp/halloween2016/HHN/maze/

2017年9月29日金曜日

東京・東京タワー:届いた棺


夏は終わっちゃいましたが、まだまだ書けていないお化け屋敷があるので、ポツポツ書いていきます。実は、去年分から溜まっています。反省。来年には持ち越すことないように、年内に全て書き終えたいです。希望。

今回は、去年めちゃくちゃ感動した、東京タワーのお化け屋敷。数日間すごいすごいと言っていたので、本当に今年も楽しみでした。ちなみに去年はこんな感じ。

東京・東京タワー:感視カメラ

本当に楽しみにで行ったのに、結論から言うと、全然だった!どうした、東京タワー!どうした、松竹!

悲しみが強いですが、落ち着いて、まずはストーリーから。

数日前、ひとつの木箱が東京タワーに届いた。
どうやら蝋人形が入っているらしい。でも、誰も注文した覚えがない。
ある人は言う。
「これは30年前に起きた、蝋人形師の事件だ」と
その蝋人形師の作品は、世界中の展示会や博物館に飾られていた。蝋人形は、木箱に入って届く。それは、男が作った証だった。
作業をする工房は、町外れの山の中。蝋人形の指が欠けたり、目玉が劣化したりすると、補修作業も全て男がひとりで行っていたという。
工房には男ひとり。誰も入ったことはなかった。
あるとき嫌な噂が広がった。
蝋人形のサンプルは、「人をさらって型にしている。」そんな噂だった。
蝋人形師は失踪した。警察も捜索に乗り出したが、発見する事はできず彼の素行さえわからない。失踪から数週間がたち、捜索は打ち切りとなった。
しかし、静かになった工房にひとつの木箱が届けられる。
警察が気づいたのは、数日後。
木箱を開けてみると入っていたのは……失踪した「男」の蝋人形だった。警察はただの蝋人形と断定したが、本当の真相は分からなかったという。そうしてそのまま工房に安置されていたが……
いつのまにか……木箱は空になっていた。蝋人形は、消えていた。
木箱は物語っていた。
事件はまだ終わっていないことを。
そして蝋人形師が蝋人形となって、まだどこかに潜んでいることを。
「蝋人形はいかがですか?まるで生きているような。」

去年がすごかったから、期待値が異常に高かったのは確か。でも、さすがにレベルが落ちすぎなのでは……と絶望するレベル。何があったのマジで!あまりにも微妙すぎて、もしかしたら何か見落としていたのでは、と思うことで、自分の気持ちに折り合いをつけました。

そして、東京タワー恒例?の通路が分からなくなる問題に今年も直面。しかも、去年被害者が続出した、裏に迷い込むというお化け屋敷ではあってはならない事態を、今年は自らが体験してしまいました。めっちゃ舞台裏だった!あれは本当に良くないし、被害者毎年めっちゃ多いんだから、本当にどうにかしてほしいよー!

最後に、いいところを2つ挙げておくと、ひたりひたりと何者かに憑きまとわれる感覚はいいなと思ったのと、電気が揺れたのは美しかった。やっぱりどっちの演出も映画っぽい。ここはさすがだなー。

本当に期待していったので、悲しみが強かったのですが、去年の感動はやはり忘れられないので、何卒来年はまたすごいものを作ってほしいです、期待!

あ、ノッポンのホラーバージョンはかわいかったです。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★☆☆☆
芸術性:★★☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:東京タワーに届いた柩
住所:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー地下1 東京タワーホール
開催期間:2017715日~93
営業時間:12:0021:00(最終受付20:30
定休日:なし
最寄り駅:赤羽橋駅、神谷町駅、御成門駅、大門駅、浜松町駅
入場料:大人(中学生以上)900円、子供(4歳以上)600

2017年9月24日日曜日

東京・VR ZONE SHINJUKU:脱出病棟Ω


まだまだ発展途上なホラーVR。相性いいよね、と言われつつ、みんなまだまだ試行錯誤している感じ。そんな中、VR ZONE SHINJUKUというVR施設に出来た「脱出病棟Ω」に行ってきました!

ストーリーは以下です。

脱出病棟Ω目を覚ますと、車椅子に乗せられ身体を拘束されていた……
あなた達は誰がどんな目的でこんなことをしたのかも分からないまま、
廃病棟からの脱出を目指して闇の中を進み始める……

これは、基本的に協力プレイが必須なので、1人じゃ出来ません。なので、2人以上で行きましょう!上限は3人。VRの弱点って、1人で黙々とプレイしちゃうことだったんだけど、この脱出病棟Ω含めて、VR ZONE SHINJUKUは協力プレイとか対戦プレイとかが出来るから、そこはすごく先進的でした!ホラーVRで協力プレイは、もしかして初かも?

名前を登録してから始まるんだけど、ミッションを見越して、1番に登録する人は、脱出ゲームに慣れていたり、ホラーな環境でも落ち着いていられたり、指示が上手かったり、そういう人がいいと思う。

本編は、左手のレバーで前進(一応後進も出来るけど、基本は前進のみ)と、右手で実際に持って行う懐中電灯の操作で進んで行きます。

一方通行の廃病院を回っていくんだけど、SAWと、USJのトラウマ2にインスパイアされてるのかなーというシーンがいくつか。

途中で何回かメンバーと離れざるを得ないところもあるんだけど、そこが少し不安感を煽る仕組みだったかな。でも、少しグロかったけど、そんなに怖くなかったです。お化けというより、弱スプラッターという感じ。

ちょっとしたアクション要素ありつつ進んでいくと、メンバーで協力をして進むシーンが。今回は、一緒に行った人がわたしの指示を上手く慮って、サポートしてくれたので、無事にミッションクリア。やったー!と思ったんだけど、終わり際がめちゃくちゃあっさりしていて、ポカーン。もうちょっと、ちゃんと作って欲しかったなー。


ゲーム性があって楽しかったけど、クリアもしちゃったし、一回でいいかなあ、という感じでした。いつもそうなんだけど、ゲームタイプのお化け屋敷だと、ゲーマーの血が騒ぎすぎて、クリアが一番の命題になってしまって、楽しむことを忘れちゃうのが個人的な問題です。でも、一応続き物みたいなので、続編が出たら行きます!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★☆☆☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:脱出病棟Ω
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
開催期間:2017年7月14日〜期間限定
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
最寄り駅:新宿駅
入場料:1day4 チケットセット 4,400円
公式HP:https://vrzone-pic.com/

2017年9月3日日曜日

大阪・ひらかたパーク:呪い着ぐるみギギ(昼)


滑り込みひらパーしてきました!

昼公演と夜公演、どちらも行ってきたので、それぞれ分けてご紹介します。まずは、昼公演の「呪い着ぐるみギギ」から。

夜は、真っ暗な園内を巡る特別公演なのですが、昼は、いわゆる普通のお化け屋敷。といっても、取り壊しになった「ファンタジーキャッスル」で使われていた人形をフルに使われていて、もうこれが感動レベルの素晴らしさ。レトロな人形たちはそれだけで怖いし、絶対に美術じゃ作れないし。あれは、ひらパーにしか出来ないお化け屋敷でしたね。

ストーリーは、こちら。

病弱な喜一の唯一の友だちは、心の中に住んでいる“ギギ”というウサギでした。二人は、窓の外の観覧車を見ながら、一緒に遊園地に行く約束をしました。
しかし喜一は、念願の遊園地で出会った教師の意地悪なひと言に傷つき、やがて亡くなってしまいます。
しばらくして、喜一が残した絵から着ぐるみのギギが作られました。けれど、その着ぐるみは、喜一を捜して勝手に動き、人々を襲い始めました。
ギギが喜一以外に抱く感情は、「怨み」だけだったのです……

少し前までは、子どもたちを楽しませていたであろう「ファンタジーキャッスル」の人形たちが、殺された人間の首で遊んでいたり、いきなり現れたタキシード姿の男が「Its a show time」と声かけをすると、自分の首がパカーン!となったり。初期のディズニーアニメのような、ちょっとサイコパスな雰囲気あふれる世界観は、イカれていて、めちゃくちゃ最高だったなー!

五味さんのお化け屋敷って、いつも現実味のある世界観なのですが、今回のひらパーは、良い意味で非現実な、アニメのような世界観で、それがすごく良かったです。五味さんのまた新たな一面を見れた感じがある。あと、正統なハッピーエンドだったんだよね。そこも五味さんにしては、めずらしかったかも。

ちなみに、五味さんのお化け屋敷には必ずあるミッションですが、今回は、風船を持って歩くというもので、これも遊園地ならではで、良かったなあ。


今年もお化け屋敷シーズンが、残念ながら徐々に終了して行く時期ですが、昼公演も夜公演も含めて、ひらパーが一番だったので、本当に行けて良かったです!

お化け屋敷レーダーチャートも、おそらく今夏最高。もう終わっちゃうから、再訪は叶わないものの、出来ればまた行きたかったくらい最高の出来でした。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★☆
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★★
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:呪い着ぐるみギギ
住所:大阪府枚方市枚方公園町1-1 ひらかたパーク イベントホールI
開催期間:2017年7月14日〜9月3日
営業時間:ひらかたパークに準ずる
定休日:ひらかたパークに準ずる
最寄り駅:枚方公園駅
入場料:800円
公式HP:http://www.mbs.jp/obake/day/

2017年8月21日月曜日

大阪・なんば:赤いおふだ 廃墟ビルからの脱出


大阪でやっているホラー脱出ゲーム「赤いおふだ 廃墟ビルからの脱出」。わたしは、びっくりするほど頭が悪いので、とにかく脱出ゲームとの相性が悪いのですが、ホラーなので行って来ました。でも、クリア出来たし、めっちゃ楽しかった!

まずは、ストーリーのご紹介です。

「おふだのビル」と呼ばれる心霊スポットがあります。

「そのビルには絶対に立ち入ってはならない」
興味本位でビルに入った者には
必ず何かの厄災が降りかかると言われています。

全ての始まりは30年前のある悲しい事件でした。
成仏できない女性の霊は
今もなおビルの中を彷徨っています。
供養のために貼られていった無数のおふだ
その中に1 枚だけある
血で赤く染まったおふだ。
そのおふだを見つけることが出来れば
この呪いの連鎖は終わると言われています。

「赤いおふだ」は
今もこのビルのどこかにあるのでしょうか?
決して、興味本位で立ち入らないように…

フロアを跨いでやるので、複数人で行く方がオススメ。得意な人は一人でも大丈夫だと思うのですが、物を動かすをはじめとしたアクションが多いので、複数人いた方が間違いなく有利。私は4人だったので、2:2に分かれて半分ずつ解いていました。

前述の通り、わたしは本当に頭が悪いのですが、それでもなんとかなる問題が多いので、初めてのアハ体験を経験できました。

基本は小問を解いてから、それを組み合わせてエンディングまでいくもの。最後の最後であー!こうするのかー!なるほどー!みたいな感じがあって、最後の最後までアハ体験が出来たので、満足感がありました。

時間も残り20秒とかだったので、本当にちょうどいい塩梅で、素晴らしい!クリアしちゃうと再訪可能性は無いんだけど、モヤモヤしてしまうので、クリア出来ちゃった方が満足感が強いです。

脱出ゲームは、謎解きに集中してしまって、怖い気持ちがなくなって冷静になって来てしまうのですが、謎解きが落ち着くタイミングにホラー要素を組み込むことで、ちゃんと怖くしてくれるのがすごい!バランスいい!

単純に驚かすポイントと、トイレに一人にならなきゃいけないとか、上から降ってくるとか、結構生理的に嫌だな、と思うポイントがいくつかありました。ここもバランス良かったなあ。

自分がクリア出来てスッキリしたからっていうのもあるのですが、脱出ゲーム初心者でも楽しめるので、本当にオススメできます!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★☆☆
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★☆☆
再訪可能性:★★☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:赤いおふだ 廃墟ビルからの脱出
住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目 4-17-2 時解別館 エスケープビル
開催期間:2017年4月22日〜
営業時間:金:15:00〜21:00、土日祝:12:00〜21:00
定休日:月〜木(祝日は営業)
最寄り駅:なんば駅
入場料:2300円
公式HP:http://tokitoki-akafuda.com/

2017年8月15日火曜日

東京・八重洲地下街(東京):日本一小さいお化け屋敷


東京駅の八重洲地下街に出来た、「ヤエチカ 超ホラーミュージアム」。

普通の駅地下に、狂気のマッドサイエンティストの研究所を再現した「悪夢の地下研究所」、忙しい人でもたった1分で恐怖を味わえる「日本一小さいお化け屋敷」、VRホラー映像+ギミックチェアの体感ホラーアトラクション「VRオバケリア クリーピング・テラー」、ホラーグッズショップがあります。めっちゃ異質だった。

で、「日本一小さいお化け屋敷」に入ったのですが、入った瞬間にどうなるかがすぐに分かる単純なお化け屋敷。キャッチーではあるので、企画勝ちではあるのかも。

ストーリーらしいものはないのですが、コンセプトをご紹介しておきます。

一度入ったら二度と出られない…なんてことはない、出口まで1分の「日本一小さいお化け屋敷」。
サクッと一瞬の恐怖を味わうことが出来ます。
小さいからってなめてはいけない、中にはこの世のものではない何かが潜んでいるかもしれません…。

でも、並ばずにすぐに入れて、本当にすぐ終わって、でも他のお客さんはちゃんと怖がっていて悲鳴とかは聞こえたりして。ある意味忙しい現代人には良いコンテンツなのかも?割とみんな楽しんでいた感じ。東京駅ってなにかと行く機会が多いので、ふらりと立ち寄るには良いかもしれません。

ちなみに、超を付けていたり(ニコニコ…?)、日本一小さいお化け屋敷を作っていたり(LIG…?)で、多分企画した人はわたしと近い業界なのでは?と思っています。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★☆☆☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★☆☆☆
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:日本一小さいお化け屋敷
住所:東京都千代田区丸の内1丁目 八重洲地下街 センタースポット
開催期間:2017年8月9日〜8月22日
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし
最寄り駅:東京駅
入場料:無料
公式HP:http://www.yaechika.com/y_event_170809_00.php

2017年7月18日火曜日

東京・ラクーア(後楽園):恐怖の首すじ理髪店


今年もはじまりました、五味さんのホームの後楽園お化け屋敷!今回は、すごくめずらしい理髪店がテーマのお化け屋敷。

今年のお化け屋敷はちょっと違うって聞いていたのですが、まず感動したのが、入り口!後楽園お化け屋敷っていつも割とシンプルな装飾なのですが、今回は理髪店の入り口をかなり忠実に再現していました。

ストーリーは以下の通りです。

理髪店の店頭で回る赤青白のサインポールは、動脈、静脈、包帯を表していると言います。

崎田は、とても腕の良い理髪師でした。彼は衿子という女性と知り合い、首飾りを贈ったことをきっかけに結婚をします。
その首飾りの留め具はとても繊細だったため、それを留め外しするのは崎田の役目でした。けれど彼にとって、衿子の首すじを見ながら首飾りを留め外しするのは、とても好きな時間でした。

ところが、ある日外出から帰ってきた衿子の首に、首飾りがないことに気づきます。聞くと、どこかに落とした、と言います。数日経つと、また彼女は首飾りをしています。 自分の知らない誰かが、首飾りを留め外ししている……。
その思いが彼の体に影響を及ぼし、次第に手が震えるようになってきました。そしてある日のこと、とうとう客の首を傷つけてしまいます。

その出来事で、彼は精神的に追い詰められていきます。

その晩帰ってきた衿子の首飾りを外そうとしたとき、彼の手が震えるのを見て、衿子が嘲笑ったように感じました。

崎田はカミソリを持ち出すと、それを首飾りに当てました。しかし次の瞬間、あたりに鮮血が飛び散ります。

彼が切ったのは、首飾りではなく衿子の首すじの方でした!

それ以来、この町では夜に首飾りをつけて歩いてはいけないと言われています。
もし首飾りをつけていたら、闇の中でカミソリが光るかもしれません。
その時、あなたの背後から声が聞こえます。

「今度は、うまく切るから……」

今回、五味さんのお化け屋敷の肝である、最初の導入部分が今年はすごく凝っていて、本物の理髪店のような内装。髪を切ってもらう時のように、椅子に座って物語を聞いていきます。

もともと、五味さんのお化け屋敷って導入部分からぐわっと物語に入り込んで、まるで登場人物の一人になったかのような感覚になるのですが、今回はこの導入部分がよりリアルな分、その感覚が強まっていた気がします。

あとは、また新しい仕掛けが一つ導入されていました。あれはすごかったなー!あっちからもこっちからも……的な。

個人的には、五味さんのお化け屋敷一イケメン(崎田)が出てきたことも見所の一つでした。勝手にブラックジャックみたいだなと思っていました。

今回わちゃわちゃと行ってしまったので実はあまり細部までは見られていないので、また行こうと思います!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★☆☆
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★★
再訪可能性:★★★★☆

お化け屋敷プロフィール
名前:恐怖の首すじ理髪店
住所:東京都文京区後楽1-3-61
開催期間:2016年7月15日~9月24日
営業時間:【絶叫篇】10:00~16:00 【超・絶叫篇】17:00~22:00
定休日:なし
最寄り駅:水道橋駅、後楽園駅、春日駅
入場料:1,030円(【絶叫篇】【超・絶叫篇】共通)
※【絶叫篇】はワンデーパスポート・ライド5・ 乗り物1回券をお持ちの方は420円で入場可
※【超・ 絶叫篇】はワンデーパスポート・ナイト割引パスポート・ライド5・乗り物1 回券での入場不可
公式HP:http://www.kubisuji.tokyo/

2017年6月26日月曜日

東京・阿佐ヶ谷:シカバネ 偽りのアジサイ



去年、わたしが一番怖い思いをし、一番通いつめた(おかわり5回)阿佐ヶ谷にある「シカバネ」の新シリーズ「シカバネ 偽りのアジサイ」が公開されたので、行ってきました。今年はお代わり4回でクリアです!

過去のシカバネシリーズについてのブログはこちらに。

東京・阿佐ヶ谷:シカバネ~恐怖のかくれんぼ~

東京・阿佐ヶ谷:「シカバネ~恐怖のかくれんぼ~」のレポートが掲載されました!

基本的なシステムは同じ、去年と違うのは、公演日数が限定されたこと、相乗りシステムに変更されたこと、シカバネが女性から男性になったこと、でしょうか。

ストーリーは、以下の通りです。

東京都杉並区阿佐谷の民家で起きた父子無理心中事件
父親は死亡し、娘は昏睡状態に陥った
あなたは新薬を使用し、彼女の夢の中へと入り
事件の真相を探ることとなる
目が覚めると、そこは悪夢のような密室空間だった
この世の者とは思えない声をあげ
「何か」があなたを探しにやってくる
おぞましい夢の中で次々と起こる惨劇
あなたは恐ろしくも悲しい真相を暴き
現実世界へ戻ることはできるのか?
悪夢のかくれんぼゲームが幕を開ける

個人的には、去年よりもミッションが複雑化されていて、やることも多かったので、3回まではほぼ同じところまでしかクリア出来ず(ちょうど半分くらい)もう今回は一生クリア出来ないんじゃと絶望していたのですが、後半はアクション要素とスピード感があったので、ある程度まで頑張ればあとはすぐにクリア出来る気がします。

今回は、アクション要素がかなり強かったことが良きポイントでした。この要素のおかげで、かなり満足感の高いものとになっていたなと。これが「お化け屋敷レーダーチャート」の演出部分が去年より★が1つ増えて、星5つになっている理由ですね。本当にクライマックスの部分は、めちゃくちゃ良かった。めちゃくちゃ良かったけど、マジで心配された。その心配っぷりがめちゃくちゃ笑えたので、写真がすごい笑顔なのです。

本編の謎解きとともに、途中もうひとつのミッションが走るんだけど、それが結構難しかったなあ。多分、今回はおひとりさまじゃ難しいと思うなあ。相乗りシステム採用してるから、あんまり無さそうだけど。

ちなみに、かなり焦ってクリアしてしまったため、ストーリーの全体像が把握出来ていないので、ストーリーを紐解くためにおかわりして来ようと思っています。

今年もお化け屋敷の季節がはじまったぞーーー!ということで、この「おばけやしきブログ」も完全復活です。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:シカバネ 偽りのアジサイ
住所:東京都杉並区阿佐谷南2-40-1 阿佐ヶ谷アニメストリート内
営業時間:
金曜 18時〜21時、土曜・日曜 10時〜21時
定休日:月曜〜木曜
最寄り駅:阿佐ヶ谷駅
入場料:1,980円 6月開催期間中に限り1,800

2017年6月12日月曜日

東京・方南町:オバケン シーズン4「迷図」 緑の夢



6月23日から新シリーズ「畏怖 咽び家」がはじまるオバケン。振り返りとして、「迷図」の最後の夢である緑の夢のレビューです。

クリア済みの「赤い夢」と「青い夢」のレビューはこちらに。

東京・方南町:オバケン シーズン4「迷図」 赤い夢
http://obakeyashikiblog.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html

東京・方南町:オバケン シーズン4「迷図」 青い夢
http://obakeyashikiblog.blogspot.jp/2016/08/blog-post_13.html

東京・方南町:オバケン シーズン4「迷図」 黄色の夢
http://obakeyashikiblog.blogspot.jp/2016/10/blog-post_24.html

改めて、ストーリーのご紹介です。

「…痛っ。」
最近、酷い頭痛に悩まされる。
今まで経験した事の無い様な、例え様の無い痛み。
そして、丁度同じ時期からあなたは変な夢を見る様になった。
無限に続く通路、軋むドアの音…。
数々の病院で診察を受けるも原因は不明。
あなたあは治療を諦めようとしていた。
ある日、あなたはインターネットで偶然「心霊療法」と
書かれた謎の病院を見つける。

「…ここなら治してもらえるかもしれない。」

あなたは受診の決意をした。

最後の夢である「緑の夢」のミッションは、「手術着の男に捕まらず、人体実験を成功させろ」というもの。手術着の男は、動き音に反応をするため、もし見つかってしまったら、音を立てないように、動かないようにすればやり過ごすことが出来ます。

これ、ちょっとシュールだったんですが、止まりさえすれば見つからないので、難易度低めなのがありがたいです。

映画「ドント・ブリーズ」の世界観ともちょっと通じるところがあるかも。あれよりは、緊張感は少なかったけれども。

手術着の男が結構簡単だったのですが、問題はこの後。黄色の夢同様、別室まで行って人体実験=いくつかのヌメヌメな臓器を指示通りの重さに合わせるのですが、これが難しい。何かしらパターンがあったようなのですが、それに全く気がつかないまま、タイムオーバーになってしまいました。悔しかったなあ。

オバケン、もう終了間際だったし、黄色の夢が多分無理だろうなあ…と思ったので、これでオバケン シーズン4は終わってしまいました。

オバケン、合計で5回行ったんですが(赤い夢が2回挑戦)結局最後までどういう内装になっていたか分からなかったんですが、ブログで見取り図公開されていました。なんとなーく予想していたものとも全く違って、めっちゃ考えられて作られていたんだな、と。これ見ながらやってもすいすい進めるか自信ないや。

https://ameblo.jp/obaken-obakeyashiki/entry-12254482475.html

2016年の後悔を糧に、2017年のオバケンは、絶対クリアしたい所存です!



お化け屋敷レーダーチャート

ストーリー:★★☆☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:オバケン
住所:東京都中野区南台5-23-17
営業時間:平日15:00~21:00、土日祝11:00~21:00
定休日:月曜日
最寄り駅:方南町
入場料:
初診 大人1,700円、子ども1,100円
再診 大人1,400円、子ども800円
※どれか一つでもクリアしている場合は更に-100円割引きとなります。
公式HP:http://obakensan.com/

2017年5月22日月曜日

東京・ジョイポリス:BIOHAZARD~邪悪の館~



すっかりご無沙汰していましたが、また今年もお化け屋敷の季節がやってきたので、また色々まわって、レビューしていきたいと思います!

ジョイポリスにある「BIOHAZARD~邪悪の館~」は、「バイオハザード7 レジデント イービル」の世界観を体験できるお化け屋敷。

ストーリーは、以下の通りです。

その昔、人が次々と消えるという不可解な失踪事件が多発し、
「得体の知れない何かがいる」など奇妙な噂が立ち、
誰も近づかなくなってしまったこの建物は、いつしか「邪悪の館」
と呼ばれるようになった。 参加者は、この館に廃墟探索サークルの一員として中へ…。
最初は興味本位に探索しようとするが、中でビデオテープを見つけ、
再生してみると…
そこには過去に、この館で起きた事件の映像が映し出されていた。
そこで見たモノとは…!?

結構大人数(10名)での館体験。ほぼ何も事前情報がないまま体験したのですが、どうやら「部屋のライトをつける・つけない」「電話を取る・取らない」など様々な分岐点があり、全てを成功しないと脱出が出来ないゲームになっていたよう。何も分からず「ガンガンいこうぜ」にしていたら、ゲームオーバーでした…。

セットとかは割と簡易な作りだけど、「バイオハザード7 レジデント イービル」に出てくるものがちゃんとあるので、ゲームをやった人は楽しいかもしれません。住人から身を隠すシーンは、ゲームの中に入ったような体験が出来て、なかなかよかったです。

ちなみにこの分岐点、全て多数決で取るから、もし仮に正しい選択肢が分かっていたとしても、他の人たちが同意してくれなければ失敗するという、なかなかのハードモード。もし正しい選択肢が分かっていて、どうしてもクリアしたいなら、定員を知り合いで埋めるか、めちゃくちゃ空いている時にいくか、グループの人に事前に話しておくかしないと、多分一生クリア出来ない。クリアしてみたいけど、難しいだろうなあ…。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★☆☆☆
演出:★★★☆☆
エンタメ:★★★☆☆
芸術性:★★☆☆☆
再訪可能性:★★☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:BIOHAZARD~邪悪の館~
住所:東京都港区台場1丁目6番1号 DECKS Tokyo Beach 3F~5F
開催期間:2016年11月23日~
営業時間:10時~22時
最寄り駅:東京テレポート、お台場海浜公園
入場料:600円
公式サイト:http://tokyo-joypolis.com/attraction/3rd/biohazard.html