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2018年8月30日木曜日

大阪・ひらかたパーク:ダークピエロの隠れ家


去年一番感動したひらパーのお化け屋敷。
ギギはかわいかったし、昼回は歴史に残るお化け屋敷だったと今でも思う。

大阪・ひらかたパーク:呪い着ぐるみギギ(昼)

大阪・ひらかたパーク:呪われた夜の遊園地(夜)

そんなひらパーのお化け屋敷に、今年も昼夜と行ってきました!

ひらパーは、モチーフを「お化け」にしていないところに
ちょっとしたこだわりを感じるのですが(去年も着ぐるみだったしね)
今年は、サイコパス殺人鬼のピエロがテーマ。

まずはストーリーの紹介から。

その家には、恐ろしいピエロが隠れ住んでいます。それには、理由があります。
家族の中で、彼は浮いた存在でした。自分の居場所をみつけるために、彼はおどけ続けるしかありませんでした。
ある晩、留守番をしていた彼は、家族を楽しませようとピエロの格好をして待ち構えていました。しかし、帰ってきた家族は彼を不審者と勘違いして殴打します。「僕だよ」と訴えても、彼を殴る手は止まりません。それどころか、一層強くなります。
その後、何が起こったのかわかりません。気がつくと、彼の足元には家族の死体が転がり、手には凶器が握られていました。
殺人鬼と化したピエロは、夜な夜な獲物を探して徘徊しています。ピエロが家を空けている間に、その家に忍び込み、捕らわれた人を救い出して下さい。

去年と比べてしまうと気になるところもいくつかあったんだけど、ピエロに見つからないよう大きいダイニングテーブルの下を屈んで通る、っていうのはすごい良かった。

あと、わたしが五味さんのお化け屋敷で特に大好きな演出である、臨怪荘の鉄格子の部屋まであったの!鉄格子は、全てのお化け屋敷好き、アトラクション好きには体験してもらいたいくらい素晴らしいものだと思っているので、ダイニングテーブルと合わせてぜひ体験してほしいです。

気になるところ、というのは、(わざとかもしれないけれど)中の音が外に漏れ聞こえてくるので入ったときにはすっかり慣れてしまうところ、多少ストーリーと乖離してしまうところがあったところ、あとはちょっと導線が分かりにくかったところ、ですかね。

でも、気になるところ、を払拭できるくらいダイニングテーブルと鉄格子の演出は最高です!本当に最高!

全国のお化け屋敷まわっているけれど、ひらパーの安定感は本当にすごいと思います。来年もやってくれー!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★☆☆
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★★★★☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:呪い着ぐるみギギ
住所:大阪府枚方市枚方公園町1-1 ひらかたパーク イベントホールI
開催期間:2017年7月14日〜9月2日
営業時間:ひらかたパークに準ずる
定休日:ひらかたパークに準ずる
最寄り駅:枚方公園駅
入場料:800円
公式HP:http://www.mbs.jp/obake/day/

2018年8月19日日曜日

大阪・ひらかたパーク:呪われた夜の遊園地(夜)

びっくり!まだ書いていなかったことにびっくり!
昼の「呪い着ぐるみギギ」に満足して、絶賛して、満足してしまったようです。

大阪・ひらかたパーク:呪い着ぐるみギギ(昼)
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2017/09/blog-post.html

一年経ってから思っても、やっぱり「呪い着ぐるみギギ」は本当に最高だったなあ!!!
ということで、2018年も追って書きますが、まずは今さらではありますが、2017年の「呪われた夜の遊園地」にお付き合いください。

まずは、ストーリーから。

いつの頃からか、誰もいなくなった夜の遊園地で、歩き回る着ぐるみの姿を目撃した、という噂が囁かれるようになりました。
その姿をみつけるために探し回った職員のうち、帰ってきた者はいません。
しかもそこには着ぐるみだけではなく、様々な霊も徘徊すると言われています。
そんな夜の遊園地を巡る恐怖のナイトツアーが始まります。
昼間の喧騒が去った後、静まりかえったアトラクションの暗闇から、あなたを狙う目が光っています。果たして、最後までたどり着ける者はいるのでしょうか?

閉館後の遊園地を、デジタルデバイス上でスタンプラリーをしながら回るお化け屋敷です。

1組4名or5名で参加がマスト、というちょっとハードルが高めのイベントですが、閉館後の遊園地、というだけで、お化け屋敷としてはかなりのアドバンテージ。団体行動が苦手な人も、この素晴らしい体験のために頑張ってもいいくらい。

恐怖体験は大きく分けると2つに分かれていて、1つがスタンプラリーを集めるスポットで驚かされること、そしてもう1つが、園内にサイレンが響きわたるとお化けに襲われること。

後者はお化け不足なのか、全然襲ってこないポイントもあります。こう考えると、USJのゾンビは大量投入して頑張っているなあと思う。本当は多分ああいう感じにしたかったんだと思うし、ああいう感じにした方が面白かったと思う。

そして、前者は結構よく出来ていました。スタッフさんが大変そうだなあ、と思えるくらいに。色々ありましたが、特に大好きだったのは、真っ暗ななか、すべて閉まったトイレのドアのひとつひとつ開けていくところ。自分から飛び込まないといけないところは、恐怖感が倍増ですね。

あとは、五味さんの過去作のお化けたちのアーカイブ展みたいになっていたのも良かったなあ。五味さんのお化け屋敷が好きな人にとっては「あああ!懐かしい!」みたいなのがあると思うし、本筋とは関係ないかもしれないけど、楽しみのひとつだと思います。

昼の方がインパクトがあった、というか昼が最高すぎる、ということもあり昼よりはチャートも低め。でも十分に素晴らしいお化け屋敷だったと思います!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★☆
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★☆
再訪可能性:★★★☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:呪われた夜の遊園地
住所:大阪府枚方市枚方公園町1-1 ひらかたパーク
開催期間:2017年7月14日〜9月3日
営業時間:ひらかたパークに準ずる
定休日:ひらかたパークに準ずる
最寄り駅:枚方公園駅
入場料:4名1組 10,000円、5名1組 12,500円 (遊園地入園特典付き)
公式HP:https://www.mbs.jp/obake/night/

2018年8月15日水曜日

東京・東京タワー:東京タワーの赤い鎖 怨念の地下屋敷


2016年に「感視カメラ」という最高のお化け屋敷を展開し、翌2017年に「届いた棺」という微妙なお化け屋敷を展開した東京タワー。その後もたくさんのお化け屋敷に行ったけれど、本当に2016年の「感視カメラ」は最高だったし、叶うならばもう一度入りたい。

東京・東京タワー:感視カメラ
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2016/08/blog-post_28.html

東京・東京タワー:届いた棺
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2017/09/blog-post_29.html

そんな東京タワーの2018年は「怨念の地下屋敷」という、侍の霊をモチーフとした和風なお化け屋敷。先に言っておきますが、2017年よりもさらに微妙でしたあ!

まずは、ストーリーから。

かつてこの場所には、古い屋敷がありました。
屋敷には牢屋があり、332人の人斬りを繰り返していた
1人の侍が鎖で繋がれたといいます。
侍は許しを請いましたが、ひと夏の間拷問を受けたのち、息絶えてしまいました。
しかし誰もいなくなったはずの牢屋から、夜な夜な恐ろしい音が聞こえたといいます。
鎖を引きちぎろうとする鈍い音‥。助けを求めるうめき声‥。
侍の復讐を恐れた人々は、屋敷を取り壊しました。

それから時が経ち、2018年の夏―。
跡地に東京タワーがそびえて60年目の夏を迎えました。
高さ333m。
侍の怨念を封印する為なのか・・定かではありません―。

最近、地下から妙な音がすると噂されています。
ガシッ‥ガシッ‥。
その音があなたの背後から響いたとき、侍の声が聞こえるはずです。
「あとひとり…」

最近、訪日観光客が増えているじゃないですか。東京タワーも御他聞に漏れずだと思うので、ゴリゴリ和風なお化け屋敷はいいと思うんです。

でも、2016年はもちろん、微妙だった2017年でさえ、さすがの松竹だよね、と思っていた装飾も、なんかの使い回し?倉庫から引っ張り出してた?ってレベルのものたちばかり。侍だけはさすがに力入れてるよね、と思ったけど、他の置いてある人形たちは時代錯誤感さえ覚えました。

そして、脅かし方は、台場怪奇学校っぽい感じで、特に真新しくもないというか。

唯一のよかったところは、場所と仕切りの使い方が上手くて、例年よりも距離が長く感じたれたところかなあ。

実は、入ってすぐのところに回り舞台のような場所があって、これを見た瞬間に「あ、これは今年はやったな」って思ったんです。もしかして、最高のものを見せてくれるんじゃないかと。でも、結局それはなんの意味もなかったんですが、あれなんか違う使い方があったんじゃないかと思っています。

毎年毎年、華麗に期待を裏切ってくれる東京タワー。来年は新しいお化け屋敷なんて作らなくていいから、もう一度「感視カメラ」を見せてほしいです。切実に。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★☆☆☆☆
演出:★☆☆☆☆
エンタメ:☆☆☆☆☆
芸術性:☆☆☆☆☆
再訪可能性:☆☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:東東京タワーの赤い鎖 怨念の地下屋敷
住所:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー地下1 東京タワーホール
開催期間:2017714日~92
営業時間:12:0021:00(最終受付20:30
定休日:なし
最寄り駅:赤羽橋駅、神谷町駅、御成門駅、大門駅、浜松町駅
入場料:大人(中学生以上)900円、子供(4歳以上)600

2018年8月11日土曜日

千葉・館山:館山恐怖倶楽部 臨怪荘


お化け屋敷プロデューサー・五味弘文さんのお化け屋敷を色々行っているわたしが、五味さんの最高峰と崇めるお化け屋敷がこの「館山恐怖倶楽部 臨怪荘」。もう本当にすごい!

まずは、ストーリーの紹介です。

時は戦国時代、武家が乱立する安房の国(南房総)では、里見氏が勢力を伸ばし、海を隔てた北条氏との戦いを繰り広げていた。
そんなある日、傷だらけの武士が館山の海岸に流れ着く。武士は村人から手厚く保護を受けたが、反勢力の密偵と恐れた領主は処刑を命じる。一突、二突、村人の不得手な槍に肉を裂かれ苦しみ、のたうち回る武士。怨念は返り血と共に吹き出し、七突、八突目に「一度は救っておきながら、末代まで呪ってやる…」との低い言葉を残して武士はこの世を去った。村人は、呪いを恐れて、武士を厚く葬った。

それから数百年もの月日が経ったある日、1人の男が犬を散歩していると、石積みに鼻を突っ込んだ犬が、タヌキに鼻を咬まれた。異変はその夜から始まった。化物のような様相で犬は飼い主を襲ったのである。急速に熱や頭痛にうなされる男。汗やよだれが流れ始め、やがて幻覚に苛まれる。実は、タヌキに鼻をかまれた犬から男へと、狂犬病のウイルスが感染していたのだった。

惨劇は、夜中の臨海学校の合宿所で起こった。その夜は、臨海学校の最後の夜だった。
狂犬病によって激しい強迫観念に取り憑かれた男は、精神錯乱に陥り、包丁手にとって合宿所へと乗り込んでいったのだ。男は犬のうなり声のようなものを発しながら、逃げ惑う学生たちを追い回し、8人の学生を次々と殺害していった。8人を殺した男は、やがて痙攣を起こして昏睡状態に入り、この悪夢の夜のうちに死んでしまった。

この惨劇の後、この地域ではある噂が囁かれるようになった。
これは、数百年前に村人たちによって殺された武士の怨霊の仕業ではないか。
なぜなら、凶行に及んだ男の飼い犬が首を突っ込んだのは、その武士の墓だったからである。武士の怨念が犬から飼い主へと乗り移り、その男を使って村人への復讐を遂げたのではないか、と。
さらに、恐ろしい出来事はそれで終わったわけではなかった。
今では、その合宿所に殺された8人の霊が現れると言うのだ。
8人の霊は、武士の負った8つの痛みから生まれた怨念となって、ここを訪れる者に祟りをもたらしているのかもしれない…。

このお化け屋敷の特徴は、とにかく大きくて長い(約20分)こと!通常のお化け屋敷の狭さって、実は安心感に繋がるんだな、ということが実感できると思います。ガラーーーンとしたところを歩かされるのって、かなり怖い。

なんでこんなに大きいかというと、もともと本当に臨海学校として使われていた施設なんだそう。なので、入り口からお風呂場、食堂にいたるまでそのまま使われているのですが、やっぱりリアルに勝るものはないな、と思います。

そして、その空間に、これでもかというくらい詰め込まれた、五味さんの仕掛けたち。本当にたくさんあって、めちゃくちゃ豪華。わたしは、勝手に集大成と呼んでいますが、とにかくもう感動するくらいの豪華さです。

仕掛けたちだけでも、もう本当に行く価値があると思いますが、わたしが仕掛け以上にオススメするのが、鉄格子の部屋。鉄格子が張り巡らされた部屋で、お化けから逃げるところは、もう多分数年はどのお化け屋敷も超えられないんじゃないかってくらい最高の演出です。

東京から片道2時間だし、まわりにはなにもないけど、お化け屋敷好きなら、もうとにかく本当に行ってほしい。ここを見ないで、お化け屋敷のことを語らないでほしい。そのくらい最高のお化け屋敷です。毎年お化け屋敷のために北海道から沖縄まで行っちゃうわたしが保証します。お願いだから行って!


お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★☆☆
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★★
再訪可能性:★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:館山恐怖倶楽部 臨怪荘
住所:千葉県館山市波佐間153(館山シーサイドビレッジ内)
営業時間:予約制
最寄り駅:休暇村館山前(バス)
入場料:大人 1,300円、小人 800円

2018年8月10日金曜日

東京・方南町:畏怖咽び家 第三章「畏怖咽び家」


クリア済みの第一章「畏怖との遭遇」と第二章「救出」のレビューはこちらに。

東京・方南町:畏怖咽び家 第一章「畏怖との遭遇」
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

東京・方南町:畏怖咽び家 第二章「救出」
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2018/08/blog-post_9.html

まずは、ストーリーの紹介を。ちなみに、第三章は第二章の同日という設定です。

私は殺人鬼に捕まり閉じ込められてしまった。
硬く閉ざされた 牢の中
ここで一体何人の罪無き犠牲者達が孤独と狂気に畏怖の念を抱き
そして不条理にも命を奪われていったのだろう。
イヤだ、死にたくない。こんな所で死ぬなんて…
どうにかしてこの家から出ないと、次の獲物は確実に自分になるだろう。
これ以上、犠牲者を出すわけにはいかない…
殺される前に 殺すしかない。
そして、この家から出るんだ…
私は決心し、ある最後の賭け(作戦)に出た。

第二章で救出に向かったのに、最終的には捕らわれてしまった自分。

ということで、まず2グループに分かれて、牢屋か部屋かに監禁されるところからはじまります。どのグループであっても、どの役回りであっても、バランスよく楽しめるのはさすが。でも、やっぱり、手錠が一番当たりな気がするので、一度は体験してほしいなあ。

グループ全員捕らわてしまうのですが、ここで少しだけ殺人鬼はミスを犯します。

それで、自由になれた人が全員を救出してからスタート。ここは、結構サクサク動いた方がいいです。なぜなら、第三章はびっくりするくらいハードモードだから。

答えが分かっても解くのに時間がかかったり、あとは第一章の壁の絵的な答えがいくつかありそうな問題があったりして、何度やっても出来なくて分からなくて、本当に苦労しました。

第三章ではおとり作戦、というかもう殺人鬼の足を物理的に止めている間に他の人がナゾを解くのがすごく有効なので、本当に意味でグループで協力をした方が絶対にいいと思います。友だち同士だと、結束深まるよ!

ちなみに、第一章や第二章は足音を出して喚きながら移動してくれていた殺人鬼が、第三章では暗闇で潜むようになります。だから、様子を伺って部屋に入ろうとしても暗闇潜んでいて見つかるというパターン。ここも難易度が急激に上がったように感じるポイントです。そして、予想外だから、ちょっと怖い。

結局、あの手この手を駆使して、なんなら殺人鬼に泣き言を言いまくり、4回目の時間ギリギリでクリアしたくらい。本当に難しかった……。クリアして嬉しい!よりも、やっと終わる!の方が強かったくらい、難しかった!

そして、ストーリーにある
>殺される前に 殺すしかない。
はご想像の通りなのですが、文字通りエンディングっていう感じで、このために第一章からやってきたんだな、って思えるくらいテンション上がりました。

でも、一旦のエンディングを迎えたいま、第四章ってどうなるんでしょうね?
ということで、早くトゥルーエンドが迎えられるよう、第四章公開を楽しみに待つ毎日です!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★★
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★☆☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:畏怖咽び家
住所:方南町のとある民家(東京メトロ丸の内線方南町駅 3番A出口にて待ち合わせ)
営業時間:平日14:00~21:00、土日祝12:00~21:00
最寄り駅:方南町
入場料:
前売り 2,500円
当日リベンジ 1,500円
当日 2,900円
公式HP:http://obakensan.com/if/

2018年8月9日木曜日

東京・方南町:畏怖咽び家 第二章「救出」


クリア済みの第一章「畏怖との遭遇」のレビューはこちらに。

東京・方南町:畏怖咽び家 第一章「畏怖との遭遇」
http://obakeyashikiblog.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

まずは、ストーリーの紹介です。

あの悪夢の様な出来事から数日が経過した。
鮮明な記憶のせいで、あたかも昨日の事の様に感じる。
確かに胸に突きつけられた包丁の感覚。
決して悪夢なんかでは無い、リアルな 今まで経験した事の無い出来事の数々。
あれ以降、不動産屋に問い合わせても連絡が通じない。
タンスの中から聞こえた声、 あれは確かに女性だった。
殺されるから通報しないでと懇願する あの怯えた声。
彼女はまだ生きているのだろうか。
忘れようとしても毎晩のように頭の中で声が聴こえる。
そしてある日、私は意を決した。
再度、あの家へ行く決意を。 彼女を救出するために。

第一章が殺人鬼からの"脱出"でしたが、
第二章は、置いてきてしまった女性を助けるため「咽び家」に"潜入"することに。

"潜入"にあたり、アイテムの入ったリュックを2つから1つを選ぶのですが、少しだけ入っているアイテムが違うそう。出来ることは変わるそうですが、どちらも選んでもクリアは出来るのでご安心を。

ちなみに、わたしは何回かやったのにも関わらず毎回選ぶリュックが同じだったため、もう1つが果たしてなんだったのかは謎です……。

しかも、わたしはそのアイテムも結局使い道が分からず使わなかったのですが、聞くと結構クリエイティブな使い方をする方が多くてぐぬぬ、となりました。ので、ぜひこれからの方は素敵な使い方を探してみてください!

そして、第二章では、入れる部屋が少し増えていて、家全体がかなり暗いです。
一応リュックの中に懐中電灯はありますが、それでも暗い。
暗闇では懐中電灯に頼りすぎると、殺人鬼に場所がバレてしまう危険性が上がります。
隠れる時はちゃんと消そうね……。

この暗さを解消するためにはあるシーンで正しい選択をする必要があるのですが、その正しい選択のためには、ちゃんと事前情報を確認しておいたほうがいいです。一回目は選択をミスったせいでずっと暗く、めちゃくちゃ動きにくかったです。

第二章はいくつかのアイテムを集めることが必要になってきて、ここで第一章でのわたしのアドバイス、
>物件の全体像を把握するのがいいと思います。本当に隅から隅まで。家具も小物も。先入観を捨てて。
がいきてきます。謎解きが苦手でも、とにかくアイテムさえ揃えばどうにかなるので、とにかく集めてから、落ち着いて最終工程に進むのがいいと思います。

ただし、その最終工程も意外と時間がかかるので、早め早めのアイテム収集がおすすめです……。もう分かっているのにタイムオーバーになると、死んでも死に切れない……。

第二章は、謎解きではない選択を迫られるシーンが多く、ある意味ちょっと脳の使い方が他の章とは違う気がするので、普段お化け屋敷や脱出ゲームに慣れている人も、ちょっと新しい体験が出来る気がします。個人的には一番エンタメ感が強くて、現時点では一番お気に入りの章です!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★★
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★☆☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:畏怖咽び家
住所:方南町のとある民家(東京メトロ丸の内線方南町駅 3番A出口にて待ち合わせ)
営業時間:平日14:00~21:00、土日祝12:00~21:00
最寄り駅:方南町
入場料:
前売り 2,500円
当日リベンジ 1,500円
当日 2,900円
公式HP:http://obakensan.com/if/

2018年8月6日月曜日

東京・方南町:畏怖咽び家 第一章「畏怖との遭遇」


一軒家がまるごとお化け屋敷に!ということで、去年から各メディアに引っぱりだこの方南町のお化け屋敷「畏怖咽び家」。現時点(20188月)では第三章まで公開済みで、予約時点で章を決めるとその章がプレイできるようになります。

ちなみに、お化け屋敷、という建て付けですが、第三章までは殺人鬼のため、いわゆる幽霊の類ではありません。第三章まで、と書いたのは、先は分からないからです!どうなるんだろう……

ストーリーですが、第一章は以下の通り。

私は方南町で格安物件を探していた。
ある日、インターネットで家賃3万円というとても格安で良さそうな物件を見つけ、内見の予約をする。
向かう途中、業者が言った言葉に耳を疑った。
「本日中に契約していただけるならば、家賃は1万円で構いませんよ。」
…1万円?そんな物件あるのだろうか?
私は好奇心で現地へ向かった。

第一章が一番ライトですが、一番エンタメが強いかもしれません。というのも、第一章は本当に内見の設定になっており、サイトも別に用意されています。

Y澤不動産

ここから「方南町駅徒歩5 民家2F1K  家賃30,000円」の物件の内見の予約をし、方南町駅で「Y澤不動産」のスタッフさんと待ち合わせをして、物件に行き、物件の説明(部屋の場所やトイレの場所など)を聞き、と一通り物件契約までの工程を進めて行くのですが、スタッフさんが一瞬離席されたところからはじまります。

一章はチュートリアルのようなものになっており殺人鬼の当たり判定も少し優しめなので、はじまったら殺人鬼を避けながら、物件の全体像を把握するのがいいと思います。本当に隅から隅まで。家具も小物も。先入観を捨てて。ここで全体像を把握しておくと、第一章はもちろん、第二章以降が楽になると思います。

殺人鬼に見つかると、一階は風呂場、二階はトイレに監禁されてしまうのですが、仲間が助けてくれるとまたゲームに復帰できます。ドロケイっぽい感じ。みんな慣れてくると、捕まえられて監禁されて助けてがめちゃくちゃ頻繁に起こるため、作業っぽくなってしまうのが、ちょっとしたウィークポイントかも。

クリア難易度もそこまでハードモードではなく、指示されたものをこなしていって、ひとつ分かりにくいところはありつつも、そこはパワープレイでいける気がします!脱出ゲーム系が苦手なわたしでも、1回目でほぼクリア目前、2回目で10分くらいでクリア、だったので。

ちなみにこの咽び家、よっぽどのラッキーがない限り初見メンバーのみだと各章一回じゃクリア出来ないので毎章3回は行って(一章だけ2回でクリア)おり、プラスしてお仕事やお付き合いなどで行っているので多分もう15回以上は行っているんですが、それでも章が進むごとに新しく開かれる部屋や初めて気付く仕掛けなどがあり、めちゃくちゃ奥が深いなと思っています。

そして、最初に少し書いた通り本当に人が住んでいた一軒家をそのままお化け屋敷にしたものなのですが、さすがに演出だろ、みたいなところが演出じゃないことを聞いて、マジか……。となりました。壁に書かれた電話番号とか、狂気しかないのに。

また、第四章は公開前ですが、第一章からちゃんとストーリーに一本筋が通っているのがすごいなと。第一章はかなりライトな入りですが、どんどんストーリーの中枢に入って行く感じがあります。映画というよりも、小説っぽい感じかも。

引き続き、二章三章についてもご紹介して行きます!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★★
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★☆☆
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:畏怖咽び家
住所:方南町のとある民家(東京メトロ丸の内線方南町駅 3番A出口にて待ち合わせ)
営業時間:平日14:00~21:00、土日祝12:00~21:00
最寄り駅:方南町
入場料:
前売り 2,500円
当日リベンジ 1,500円
当日 2,900円
公式HP:http://obakensan.com/if/