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2018年10月31日水曜日

金縛りVR


今回は、株式会社闇の自社開発の「金縛りVR」。先に言っておくけど、ステマだけど、ステマじゃないです!

他のホラーVRもいくつかある(「Magic-Reality: Corridor」とか「脱出病棟Ω」とか)んですが、割とCGのものが多い印象なので、「金縛りVR」の実写はちょっとめずらしいかも。

それでは、まずはストーリーのご紹介から。

あなたは、ある村にたどり着いた旅行者です。
村に代々伝わる「呪い」にたまたま触れてしまったあなた。
村民に言われるがまま、厄払いのために用意された家屋で一日過ごすことになります。
「お前の身代わりじゃ」と老婆から渡されたコケシを抱き眠ります。
丑三つ時に差し掛かると、あなたは金縛りに襲われます。
これが、これから起こる、悪夢の時間のはじまりでした。

この「金縛りVR」なのですが、椅子にベルトで固定されて、金縛りの疑似体験をしながら映像を見ていくんですが、VRなので、お化け屋敷では御法度の「近すぎる」というのが可能となっています。こんな感じ。普通のお化け屋敷では出来ない表現です。


普通のお化け屋敷では出来ない体験、ということで映像だけでも楽しめるんですが、さすが(というと手前味噌すぎますが……)ホラー×テクノロジー「ホラテク」の株式会社闇。ただ映像を見せるだけではなく、ベルトを固定され、映像に合わせてベルトや布団が振動する体感フィードバックもある。映像と現実が滲む箇所が何回かあるので、没入感も高まります。


しかし、布団に入って(わたしはキャーキャーしないけど)キャーキャーする画は若干シュールだなあ。

お化け屋敷って、やっぱりある程度のスペースの確保や、造形物などが必要になってくるんですが、VRだと割と手軽に(今回もほぼ数畳くらい)設置できるので、今後増えてくるのかなーと思っていますが、「金縛りVR」は未来への一歩なんだなーと思います。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★
再訪可能性:

お化け屋敷プロフィール
名前:金縛りVR

2018年10月12日金曜日

東京・ナンジャタウン:ゾンビブレイカー凶


「ナンジャ怨霊フェス2018」の絶叫レベルで一番甘口の「ゾンビブレイカー凶」。アトラクション自体は、ボタンを頑張って押す系。疲れる系。

ストーリーは、以下の通りです。

あなたには大切にしていたお人形がありますか?
そのお人形は今どうしていますか?
大切にしてあげていますか?
まさか、捨てたりなんてしてないですよね。
今あなたが入ろうとしているその小部屋、入り口が不自然な程小さいでしょう?
実はそこ、元はゴミの焼却炉だったんです。
お人形が捨てられる度に怪異の噂がたったのも、昔の話のはずなのですが…。
今日は、皆さんがよく遊んでいたお人形さんたちが挨拶にきたようです。
あの時みたいにいっぱい遊んであげてください。
今度は捨てちゃダメですよ…

怖くはないけど、普段はたぶん子供たちがきゃーきゃーしながら楽しむ系アトラクションをベースに、突然切り替わる映像を入れたのはかなりのグッジョブなのではないでしょうか。それが例え和洋折衷になってしまっていたとしても!あまりのテンションの違いに、脳が混乱して、ちょっとだけぞくっとしたもん。

ちなみに、通常運営時はたぶんもっと人数をさばけていると思うんですが、狭い場所で恐怖体験をさせるためか1組ずつの案内にしていたようなので、めちゃくちゃ並んだ。他の3つのアトラクションより並んだ。なので、行列が出来ているときは後回しにして、空いている時にさくっと体験するのがおすすめです。

並んでいるときに、遅いなー暇だなーって思っていたけど、徘徊している怨霊がこっちに来てくれたのが救いでした。並びながら写真も撮れるよ。


ちなみに、「もののけ番外地」という比較的狭いエリアのみに2〜3人の怨霊が徘徊しているので、エンカウント率はUSJより断然上。写真撮りたい!映えたい!みたいな人には良いかもしれません。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★☆☆☆
演出:★★★☆☆
エンタメ:★★☆☆☆
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:ゾンビブレイカー凶
住所:東京都豊島区東池袋3丁目 サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル2階
開催期間:2017727日~11月4日
(9月17日まで土日祝のみ開催、9月22に力は金土日祝のみ開催)
営業時間:18:0022:00(最終受付21:30
定休日:なし
最寄り駅:池袋駅
入場料:600円(パスポート利用可)

東京・ナンジャタウン:こっくりさん・ザ・リアル


夏期バタバタしていて、ナンジャタウンの「ナンジャ怨霊フェス2018」に行けなくてしょんぼりしていたのですが、9月22日より恐怖増量(増恐)で期間延長していたので、行ってきました!よかったー!

「ナンジャ怨霊フェス2018」には、「お化け屋敷ダルマサマ」「こっくりさん・ザ・リアル」「ひきこさん・ザ・ライド」「ゾンブレイカー・凶」のアトラクンションがあり、全部体験するのであればナイトパスを買うほうが安いです。

そして今回ご紹介するのは、増恐後の9月28日から新登場した「こっくりさん・ザ・リアル」。

ストーリーは以下です。

その蔵の近くにすむ利九子(りくこ)と友彦は、仲の良い恋人同士でした。
しかしあるひから、利九子の様子が変わり始め…まるで狐に憑かれたかのようでした。
友彦は苦悩し、あらゆる僧侶に相談しましたが悪化するばかり。
諦められない友彦は、恋人を救うため、蔵の中で自ら狐払いを行う事にしました。
数日後、利九子は全身を鎖で絞められ、友彦は首元を包丁で切り裂いて、
蔵で命を落としているのが発見されました。
そんな恐ろしい過去があるとも知らず、あなたたちは蔵でこっくりさんをすることになりました。
「こっくりさん こっくりさん おいでください」
何が起こっても、絶対に席を立たないように…

公式発表の絶叫レベルでは上から2つ目(一番上が「お化け屋敷ダルマサマ」)なんですが、個人的にはこの「こっくりさん・ザ・リアル」のほうが怖いんじゃないかなーと思っています。エンタメに振らずに、恐怖だけに振っているのがよかった。

机に座り絶対に後ろを向いてはいけない状況で体験するのは(きっと場所とか予算とかの問題がある中で)考えたなーっていう感じ。サウンドホラーも狭い空間での体験ですが、それにリアルがプラスされ、演出の幅が広がっています。

ストーリーと乖離は若干マイナスなものの、背中と首筋にぞくぞくとくる感じは、未だに過去最恐だと思っているお化け屋敷・シカバネのオープニングそのまま。シカバネ好き勢はぜひ体験してみてほしいです。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:☆☆☆☆
演出:★★★★☆
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★★☆☆☆
再訪可能性:★★☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:こっくりさん・ザ・リアル
住所:東京都豊島区東池袋3丁目 サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル2階
開催期間:2017727日~11月4日
(9月17日まで土日祝のみ開催、9月22に力は金土日祝のみ開催)
営業時間:18:0022:00(最終受付21:30
定休日:なし
最寄り駅:池袋駅
入場料:600円(パスポート利用可)