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2017年9月29日金曜日

東京・東京タワー:届いた棺


夏は終わっちゃいましたが、まだまだ書けていないお化け屋敷があるので、ポツポツ書いていきます。実は、去年分から溜まっています。反省。来年には持ち越すことないように、年内に全て書き終えたいです。希望。

今回は、去年めちゃくちゃ感動した、東京タワーのお化け屋敷。数日間すごいすごいと言っていたので、本当に今年も楽しみでした。ちなみに去年はこんな感じ。

東京・東京タワー:感視カメラ

本当に楽しみにで行ったのに、結論から言うと、全然だった!どうした、東京タワー!どうした、松竹!

悲しみが強いですが、落ち着いて、まずはストーリーから。

数日前、ひとつの木箱が東京タワーに届いた。
どうやら蝋人形が入っているらしい。でも、誰も注文した覚えがない。
ある人は言う。
「これは30年前に起きた、蝋人形師の事件だ」と
その蝋人形師の作品は、世界中の展示会や博物館に飾られていた。蝋人形は、木箱に入って届く。それは、男が作った証だった。
作業をする工房は、町外れの山の中。蝋人形の指が欠けたり、目玉が劣化したりすると、補修作業も全て男がひとりで行っていたという。
工房には男ひとり。誰も入ったことはなかった。
あるとき嫌な噂が広がった。
蝋人形のサンプルは、「人をさらって型にしている。」そんな噂だった。
蝋人形師は失踪した。警察も捜索に乗り出したが、発見する事はできず彼の素行さえわからない。失踪から数週間がたち、捜索は打ち切りとなった。
しかし、静かになった工房にひとつの木箱が届けられる。
警察が気づいたのは、数日後。
木箱を開けてみると入っていたのは……失踪した「男」の蝋人形だった。警察はただの蝋人形と断定したが、本当の真相は分からなかったという。そうしてそのまま工房に安置されていたが……
いつのまにか……木箱は空になっていた。蝋人形は、消えていた。
木箱は物語っていた。
事件はまだ終わっていないことを。
そして蝋人形師が蝋人形となって、まだどこかに潜んでいることを。
「蝋人形はいかがですか?まるで生きているような。」

去年がすごかったから、期待値が異常に高かったのは確か。でも、さすがにレベルが落ちすぎなのでは……と絶望するレベル。何があったのマジで!あまりにも微妙すぎて、もしかしたら何か見落としていたのでは、と思うことで、自分の気持ちに折り合いをつけました。

そして、東京タワー恒例?の通路が分からなくなる問題に今年も直面。しかも、去年被害者が続出した、裏に迷い込むというお化け屋敷ではあってはならない事態を、今年は自らが体験してしまいました。めっちゃ舞台裏だった!あれは本当に良くないし、被害者毎年めっちゃ多いんだから、本当にどうにかしてほしいよー!

最後に、いいところを2つ挙げておくと、ひたりひたりと何者かに憑きまとわれる感覚はいいなと思ったのと、電気が揺れたのは美しかった。やっぱりどっちの演出も映画っぽい。ここはさすがだなー。

本当に期待していったので、悲しみが強かったのですが、去年の感動はやはり忘れられないので、何卒来年はまたすごいものを作ってほしいです、期待!

あ、ノッポンのホラーバージョンはかわいかったです。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★☆☆☆
芸術性:★★☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:東京タワーに届いた柩
住所:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー地下1 東京タワーホール
開催期間:2017715日~93
営業時間:12:0021:00(最終受付20:30
定休日:なし
最寄り駅:赤羽橋駅、神谷町駅、御成門駅、大門駅、浜松町駅
入場料:大人(中学生以上)900円、子供(4歳以上)600

2017年9月24日日曜日

東京・VR ZONE SHINJUKU:脱出病棟Ω


まだまだ発展途上なホラーVR。相性いいよね、と言われつつ、みんなまだまだ試行錯誤している感じ。そんな中、VR ZONE SHINJUKUというVR施設に出来た「脱出病棟Ω」に行ってきました!

ストーリーは以下です。

脱出病棟Ω目を覚ますと、車椅子に乗せられ身体を拘束されていた……
あなた達は誰がどんな目的でこんなことをしたのかも分からないまま、
廃病棟からの脱出を目指して闇の中を進み始める……

これは、基本的に協力プレイが必須なので、1人じゃ出来ません。なので、2人以上で行きましょう!上限は3人。VRの弱点って、1人で黙々とプレイしちゃうことだったんだけど、この脱出病棟Ω含めて、VR ZONE SHINJUKUは協力プレイとか対戦プレイとかが出来るから、そこはすごく先進的でした!ホラーVRで協力プレイは、もしかして初かも?

名前を登録してから始まるんだけど、ミッションを見越して、1番に登録する人は、脱出ゲームに慣れていたり、ホラーな環境でも落ち着いていられたり、指示が上手かったり、そういう人がいいと思う。

本編は、左手のレバーで前進(一応後進も出来るけど、基本は前進のみ)と、右手で実際に持って行う懐中電灯の操作で進んで行きます。

一方通行の廃病院を回っていくんだけど、SAWと、USJのトラウマ2にインスパイアされてるのかなーというシーンがいくつか。

途中で何回かメンバーと離れざるを得ないところもあるんだけど、そこが少し不安感を煽る仕組みだったかな。でも、少しグロかったけど、そんなに怖くなかったです。お化けというより、弱スプラッターという感じ。

ちょっとしたアクション要素ありつつ進んでいくと、メンバーで協力をして進むシーンが。今回は、一緒に行った人がわたしの指示を上手く慮って、サポートしてくれたので、無事にミッションクリア。やったー!と思ったんだけど、終わり際がめちゃくちゃあっさりしていて、ポカーン。もうちょっと、ちゃんと作って欲しかったなー。


ゲーム性があって楽しかったけど、クリアもしちゃったし、一回でいいかなあ、という感じでした。いつもそうなんだけど、ゲームタイプのお化け屋敷だと、ゲーマーの血が騒ぎすぎて、クリアが一番の命題になってしまって、楽しむことを忘れちゃうのが個人的な問題です。でも、一応続き物みたいなので、続編が出たら行きます!



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★☆☆☆☆
演出:★★☆☆☆
エンタメ:★★★★☆
芸術性:★☆☆☆☆
再訪可能性:★☆☆☆☆

お化け屋敷プロフィール
名前:脱出病棟Ω
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
開催期間:2017年7月14日〜期間限定
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
最寄り駅:新宿駅
入場料:1day4 チケットセット 4,400円
公式HP:https://vrzone-pic.com/

2017年9月3日日曜日

大阪・ひらかたパーク:呪い着ぐるみギギ(昼)


滑り込みひらパーしてきました!

昼公演と夜公演、どちらも行ってきたので、それぞれ分けてご紹介します。まずは、昼公演の「呪い着ぐるみギギ」から。

夜は、真っ暗な園内を巡る特別公演なのですが、昼は、いわゆる普通のお化け屋敷。といっても、取り壊しになった「ファンタジーキャッスル」で使われていた人形をフルに使われていて、もうこれが感動レベルの素晴らしさ。レトロな人形たちはそれだけで怖いし、絶対に美術じゃ作れないし。あれは、ひらパーにしか出来ないお化け屋敷でしたね。

ストーリーは、こちら。

病弱な喜一の唯一の友だちは、心の中に住んでいる“ギギ”というウサギでした。二人は、窓の外の観覧車を見ながら、一緒に遊園地に行く約束をしました。
しかし喜一は、念願の遊園地で出会った教師の意地悪なひと言に傷つき、やがて亡くなってしまいます。
しばらくして、喜一が残した絵から着ぐるみのギギが作られました。けれど、その着ぐるみは、喜一を捜して勝手に動き、人々を襲い始めました。
ギギが喜一以外に抱く感情は、「怨み」だけだったのです……

少し前までは、子どもたちを楽しませていたであろう「ファンタジーキャッスル」の人形たちが、殺された人間の首で遊んでいたり、いきなり現れたタキシード姿の男が「Its a show time」と声かけをすると、自分の首がパカーン!となったり。初期のディズニーアニメのような、ちょっとサイコパスな雰囲気あふれる世界観は、イカれていて、めちゃくちゃ最高だったなー!

五味さんのお化け屋敷って、いつも現実味のある世界観なのですが、今回のひらパーは、良い意味で非現実な、アニメのような世界観で、それがすごく良かったです。五味さんのまた新たな一面を見れた感じがある。あと、正統なハッピーエンドだったんだよね。そこも五味さんにしては、めずらしかったかも。

ちなみに、五味さんのお化け屋敷には必ずあるミッションですが、今回は、風船を持って歩くというもので、これも遊園地ならではで、良かったなあ。


今年もお化け屋敷シーズンが、残念ながら徐々に終了して行く時期ですが、昼公演も夜公演も含めて、ひらパーが一番だったので、本当に行けて良かったです!

お化け屋敷レーダーチャートも、おそらく今夏最高。もう終わっちゃうから、再訪は叶わないものの、出来ればまた行きたかったくらい最高の出来でした。



お化け屋敷レーダーチャート
ストーリー:★★★★☆
演出:★★★★★
エンタメ:★★★★★
芸術性:★★★★★
再訪可能性:★★★★★

お化け屋敷プロフィール
名前:呪い着ぐるみギギ
住所:大阪府枚方市枚方公園町1-1 ひらかたパーク イベントホールI
開催期間:2017年7月14日〜9月3日
営業時間:ひらかたパークに準ずる
定休日:ひらかたパークに準ずる
最寄り駅:枚方公園駅
入場料:800円
公式HP:http://www.mbs.jp/obake/day/